午睡の珈琲

写真から広がる現実と空想のぬるい日常

ミステリ小説のスープ

 

 

コース料理のスープを写したら、濃い影がついてミステリアスな雰囲気になった。

 

昔読んだ短編ミステリを思い出す。

妻が夕食に作った豆のスープに毒が入っていることに気が付いてしまった夫。

停電で部屋が暗くなった一瞬、夫のスープだけが蛍光色に輝いたのだ。

かくして殺人計画は未遂に終わった。

 

根が食いしん坊な私は、昔から食にまつわるミステリ小説を好んで読んでいた。

食とミステリの相性は抜群なのである。